2018-01



新年のご挨拶

三重県森林組合連合会   

代表理事会長 朝尾 高明 

謹んで新年のお慶びを申し上げます。

 日頃から皆様には、本会の運営につきまして、格別のご支援、ご協力をいただいておりますこと、心より厚く御礼申し上げます。

 さて、昨年を振り返ってみますと、引き続き災害の多い年でございました。

 7月には福岡県と大分県を中心とする九州北部で発達した梅雨前線による「九州北部豪雨」が発生し、また本県においても、10月に襲来した台風21号の影響により、伊勢市を中心として各地で冠水や土砂崩れが発生し、甚大な被害を受けました。

 被災地の皆様方には、心よりお見舞い申し上げます。

 次に、景気動向に目を向けてみますと、輸出額の増加や有効求人倍率の上昇など、改善傾向を示す指標が発表されている一方、個人消費は伸び悩んでおり、業種や地域では景況感の格差も表れています。

 さらに、森林・林業界を見ますと、戸建着工件数は昨年と比較して微増との予測ですが、着工スピードは鈍っており、A材の需要・供給量とも昨年度より低位で推移し、苦しい状況が続いています。

このような中、本県においては、4月に年間10万㎥の需要量を計画している大型の合板工場が稼働し、7万㎥の県産材を供給するため、安定的な木材供給を求められています。

我々、各森林組合系統としましても、県内の木材生産活動を活発化させるため、必要な事業に取り組み、供給体制の整備に努めていきたいと考えています。

 一方、喜ばしいニュースとしては、林業界の悲願でありました、国版の森林環境税(森林環境税(仮称)及び森林環境譲与税(仮称))の導入が、昨年の税制大綱において決定されました。

 徴税は2024年度からですが、2019年度より前倒しで事業化される予定であり、関係者一同、安堵したとともに、国民の皆様に納得していただけるような適正な森林整備に林業界を上げて取り組む責任をひしひしと感じているところでございます。

 会員の皆様方のさらなるご協力をいただき、森林・林業・山村活性化の担い手として、森林管理等に取り組んで参りたいと存じます。

 最後になりますが、皆様方の変わらぬご支援、ご協力を賜りますことをお願いいたしますとともに、皆様方のご多幸とご健勝を祈願いたしまして、新年のご挨拶とさせていただきます。





           
              平成30年 年頭ご挨拶





全国森林組合連合会   

 代表理事会長 佐藤 重芳

 

謹んで新年のお慶びを申しあげます。

日頃より皆様方におかれましては、森林組合活動へのご支援、ご協力を賜り厚く御礼申しあげます。

昨年は、全国各地で豪雨災害や山林火災等に見舞われ、森林組合系統への被害が大きく発生した一年となりました。特に九州北部豪雨では、森林組合系統関係者を含めた多くの尊い命が失われる事態となり、哀心よりご冥福をお祈り申しあげますとともに、被災された皆様には、心よりお見舞い申しあげます。また、東日本大震災及び東電福島原発事故から7年が経過しようとしておりますが、未だ仮設住宅や避難先での生活を余儀なくされている方々がおります。系統といたしましても復興への確かな歩みを進めるために、引き続き支援を続けていく所存です。

さて、地球環境のバランスが崩れ、大規模な自然災害が幾度も発生する中、防災・減災面、地球温暖化防止等、森林の多面的機能の維持・発揮が一層求められております。一方で、我が国の森林・林業は境界明確化や担い手確保、再造林、苗木の安定供給、シカ等の獣害対策等の課題が山積しており、これらを着実に解決していかなければなりません。私たちの仕事は決して華やかなものではありません。しかし、非常に意味のある重要な仕事だと捉えております。森林づくりの成果は今すぐに私たちが目にすることはできませんが、今ある森林は未来のために先人達が残してくれた財産です。私たちも未来へ健全な森林を託せるよう、森林づくりに邁進していく決意です。

また、昨年は林政の方向が大きく動いた年でした。平成30年度税制改正大綱では、「次期通常国会における森林関連法令の見直しを踏まえ、平成31年度税制改正において、森林環境税(仮称)及び森林環境譲与税(仮称)を創設する」と明記され、森林組合系統の長年に亘る悲願が結実しました。森林環境譲与税(仮称)については、平成三十一年度より市町村及び都道府県に譲与されることとなっており、我々は、各地域でこの大切な財源を活用して、都市住民を含めた国民全体が恩恵を受けられるよう森林を適切に整備していかなければなりません。また、その実効を担保する仕組みとして、森林の管理経営を意欲ある持続的な林業経営者へ集積・集約化する「新たな森林管理システム」の法制化が進められており、本年も林政の動きをより一層、注視して参ります。系統の皆様方には、『JForest森林・林業・山村未来創造運動』を推進し、施業共同化・低コスト林業、国産材の安定供給、組織体制の強化等を着実に進捗いただきたくお願い申しあげます。

本年は戌年です。戌とは「一印」と「戈(ほこ)」からなる文字であり、作物を刃物で刈取り、ひとまとめに締めくくることを表しています。昨年の酉年が収穫できる状態とすれば、本年の戌は収穫した後の段階を指すものであり、四季で例えるならば、秋から冬に向かっている状態を表しております。この時期はエネルギーを蓄えるのに大切な期間でもあります。次の季節に満開の花を咲かせられるよう、皆様もしっかりと蓄えをし、充足した一年になりますことを祈念いたしまして、新年のご挨拶とさせていただきます。